
今回は、中学校1年生の化学の内容①
金属についての授業です。
これまでは、生き物の世界を旅してきた。
被子植物と裸子植物、脊椎動物と無脊椎動物……
分類という武器を手に入れた君たちは、生物をその特徴から見分ける力を手にしたはずだ。だが、この世界には “生物” だけではない。
目の前のスマホも、机も、ペンも、どれも “生きていない” 物質だ。
――では、生物ではないもの は、どうやって分類すればいい?
たとえ命がなくても、それぞれには「性質」がある。
その性質を見極めれば、その正体とルールが見えてくる。
今回のテーマは、金属。
今こそ、これまで培ってきた観察力と考察力を武器に“物質の謎” に挑む時だ。
金属・非金属――中1化学①
前回のおさらい 無セキツイ動物のとくちょうについて


前回のおさらいです。ここにかかれていることはばっちりおぼえているだろうか?
疑問 身のまわりの物質はどのように分類ができるのだろうか?


前回までで、生物たちの分類を学んだね。
そこで、生物でないものの分類も気になるところだよね。
今回の課題はこれ!

ヒント① 物体と物質の違い/物質は大きく2つにわけることができる


あまり意識していなかったかもしれないけど、物体と物質は別の物を指す言葉なんだ。
これからの学習では主に、材料に注目して物を見ていくので、物質という言葉をよく使うよ!
そして、物質は大きく2つにわけることができるんだ。
鉄やアルミニウム、銅などの金属(きんぞく)と
それ以外の非金属(ひきんぞく)だよ。
ヒント② 金属の特徴


ここでは金属の特徴を5つ教えるよ!
いきなりたくさん教えられるとびっくりしちゃってなかなか覚えられないかもだけど、日常生活と結びつけながら、繰り返しの確認で覚えていこう!
①みがくと光る(金属光沢(きんぞくこうたく)がある)
金属ってピカピカ光っている印象があるよね!
②電気をよく通す
③熱をよく通す
②と③を合わせて伝導性(でんどうせい)があるとまとめているけど、電気を通すコードには金属が使われていたり、フライパンってすぐに熱くなったりするよね!
④引っ張ると細く延(の)びる(延性(えんせい)がある)
⑤たたくと延びて薄く広がる(展性(てんせい)がある)
延性と展性といって延長の延と展開の展の字がそれぞれ使われているね!
金属は加工されて色々な形に変化して、皆の身のまわりにあるよね!
こういった性質が日常生活に役立っているんだよ!
ちなみに、磁石につくという特徴は鉄などのごく一部の金属の特徴だよ!
勘違いしやすいから磁石は鉄だけって覚えておこうね!
答え合わせ これだけマスターすればOK!


この部分をしっかりマスターしておこう!
確認問題

確認問題行くよー!
残念ながら勉強に近道は無い!覚えるまで繰り返すしかないんだ!
確認問題を迷わず答えられるようになるまで繰り返したり、ノートに取ってみたりしてみよう!
分からなかったら、上の方の画像を確認してね!
(1) 物をそのはたらきに注目してみた時に何というでしょう(例:椅子、コップ等)
(2) 物をその材料に注目してみた時に何というでしょう(例:木、ガラス)
(3) (2)のうち、鉄やアルミニウム、銅などをまとめて何というでしょう
(4) (2)のうち、(3)以外の物質を何というでしょう
(5) (3)のもつ独特の光沢を何というでしょう
(6) 以下の特徴の内、(3)に共通する特徴として当てはまるものを全て選びなさい
水に溶けやすい 熱や電気をよく通す 磁石につく 引っ張ると延びたりたたくとうすく広がる
希少価値が高い 人体に有毒である
確認問題 解答
(1) 物体
(2) 物質
(3) 金属
(4) 非金属
(5) 金属光沢
(6) 熱や電気をよく通す/引っ張ると延びたりたたくとうすく広がる
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