
今回は、中学校1年生の生物の内容⑤
セキツイ動物についての授業です。
植物の世界では、種を持つものと持たないものの違いが、進化のカギだった。
では、動物の世界ではどうだろう?
動物の進化の中で “背骨” を持つことは、大きなターニングポイントとなった。
セキツイ動物── 魚類・両生類・爬虫類・鳥類・ホニュウ類。
彼らはどんな特徴を持ち、どのように地球上に適応してきたのか?
さあ、“背骨のある生き物” の進化の謎に迫ろう。。
セキツイ動物の分類――中1生物⑤
前回のおさらい 植物の分類について


前回のおさらいです。ここにかかれていることはばっちりおぼえているだろうか?
疑問 植物はその増え方や、からだの特徴によって分類ができた。では、動物は?


前回、種子で増える植物と胞子で増える植物がいるように、母親の体内で育ってから生まれる動物と卵がかえって生まれる動物がいるよね?
同じように、分類ができるのかな?
今回の課題はこれ1

ヒント➀ これらの動物の共通点は何だろうか?


細かいところまで見ると、心臓があるとか、血液が流れているとかあると思うけど、今回注目をするのはこれ!


これらの動物は、みんな背骨を持っているんだ!
私たち人間もだけど、これらの背骨を持つ動物をセキツイ動物というよ!
ヒント➁ 魚類の特徴について


動物の進化にはストーリーがある。
生命の源である、水中に暮らしているのは……
① 魚類(ぎょるい)── 水中を泳ぐ背骨の持ち主
・ えら呼吸(水中の酸素を取り込む)
・ 卵を産む(卵生)
・ 体表はうろこでおおわれている
代表例:サメ、タイ、マグロ
ヒント③ 両生類の特徴について


やがて、生物は水中から陸上へと適応を始める
② 両生類(りょうせいるい)── 水と陸、どちらも生きる適応力
・子どものとき(幼生)は水中で生活、成長すると陸へ
・ 幼生(ようせい)はえら呼吸、大人は肺呼吸(+皮ふ呼吸)
・水中に殻のない卵を産む(卵生)
・体表はしめった皮ふ
代表例:カエル、イモリ、サンショウウオ
ヒント④ ハチュウ類の特徴について


ハチュウ類が登場したことで、動物は完全に 「陸の世界」へ適応したんだ。
③ ハチュウ類── 陸に適応したウロコの戦士たち
・ 肺呼吸のみ(水中で生まれない)
・ 殻のある卵を陸地に産む(卵生)
・ 乾燥に強いうろこを持つ
代表例:ヘビ、カメ、トカゲ、ヤモリ
イモリは井戸(いど)を守るからイモリと言います。だから両生類
ヤモリは家を守るからヤモリで、陸上で暮らすからハチュウ類!
間違えやすいから覚えておこう!
ヒント⑤ 鳥類の特徴について


鳥は羽毛の構造や、軽い骨 のおかげで、空を飛ぶのに適応した
④ 鳥類(ちょうるい)── 空を制した進化の達人
・羽毛を持つ(体温を保つ)
・飛ぶための翼を持つ
・卵を産む(卵生)
・恒温動物(体温を一定に保つ)
代表例:スズメ、ワシ、フクロウ
ヒント⑥ ホニュウ類の特徴について


僕ら人間も分類されるホニュウ類は空を選ばず、鳥とは違う道で進化を進めた生物だよ
⑤ ホニュウ類── 卵を捨て、母の体内で命を育む新たな進化
・ 肺呼吸
・ 胎生(母親の体内で赤ちゃんを育てる)
・ 体表は毛でおおわれている
代表例:ヒト、ネコ、イルカ
胎生は母の胎内で成長させてから産むことができるから、卵生に比べて産卵場所を探さなくてよかったり、生存率が上がるというメリットがあるよ!
その代わりに、母の体への負担が大きかったり、一度にたくさん産むことができないというデメリットもある!それでも、ホニュウ類は胎生を選んでは寧しているね
ヒント⑦ 各分類の特徴を表にまとめると


セキツイ動物の進化の流れを確認するよ!生物の進化は中学3年生の内容だから、まだ、なんとなくこんな感じなんだなって思ってもらうと良いかも!
①魚類 → 水中生活
②両生類 → 陸と水の両方で生きる
③ハチュウ類 → 陸での完全な生活
④鳥類 → 空を飛ぶ ⑤ ホニュウ類 → 子育ての方法
今回みたいに分類をするときは、観点を定めて、比較をすると違いが分かりやすいよね!
今回は、呼吸器官、生まれ方、体表の3つの観点にしぼってみてきたよ!
環境に適応をして進化をしていく過程で、からだの特徴が変化したストーリーを抑えておこうね!
※表のハチュウ類とホニュウ類漢字で書いちゃったごめん!
答え合わせ これだけマスターすればOK!


この部分をしっかりマスターしておこう!
確認問題

確認問題行くよー!
残念ながら勉強に近道は無い!覚えるまで繰り返すしかないんだ!
確認問題を迷わず答えられるようになるまで繰り返したり、ノートに取ってみたりしてみよう!
分からなかったら、上の方の画像を確認してね!
(1) 背骨のある動物を何というでしょう?
(2) えら呼吸で体表がうろこにおおわれている動物の種類は何でしょうか?
(3) 子どものときにえら呼吸で、大人になると肺と皮ふで呼吸をする、
体表がしめった皮ふでおおわれている動物の種類は何でしょう?
(4) 肺呼吸で体表がうろこにおおわれている動物の種類は何でしょう?
(5) 卵生で体表が羽毛でおおわれている動物の種類は何でしょう?
(6) 胎生で体表が毛でおおわれている種類の動物は何でしょう?
(7) 次の動物の内、両生類を選べ
カメ カエル イルカ サメ ヒト ネコ イモリ サンショウウオ ヤモリ ペンギン
確認問題 解答
(1) セキツイ動物
(2) 魚類
(3) 両生類
(4) ハチュウ類
(5) 鳥類
(6) ホニュウ類
(7) カエル イモリ サンショウウオ
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