
今回は、中学校1年生の生物の内容②
裸子植物についての授業です。
前回の植物は、色とりどりの花を咲かせ虫や鳥をおびき寄せて受粉を行ったり、果実を作ることで虫や動物を利用して種をまいたりする。
そんな植物たちの花のつくりや、その変化について見ていったね。
でも、鮮やかな花を咲かせず、果実も作らず、虫や動物の代わりに風を味方につけた植物たちのからだのつくりを見ていく。
雄花と雌花――
これらのキーワードをもとに、生存戦略の違う2種類の植物のつくりをくらべてみよう
裸子植物のつくり――中1生物②
前回のおさらい 被子植物のつくりと種子のでき方


前回のおさらいです。ここにかかれていることはばっちりおぼえているだろうか?
疑問 色あざやかな花を咲かせない植物もあるよね?例えばマツとか


多くの植物の果実が種子を守るようにおおいかぶさっているよね
じゃあ、マツの花や果実、種子って見たことあるかな?
皆がよく見る開いたまつぼっくりは、羽のような種子が飛んだあとの残骸のようなもので実は、まつぼっくりは果実ではないし、種子でもないんだよ。
難しい話になっちゃうから、シンプルに伝えると
「マツには果実は無く、種子がむき出しになっている」
そのような植物が世界にはいろいろあるんだ!
そこで、今日の課題!

ヒント➀ マツの花


マツの花どれやねんっ!って感じだと思うけど、この図のように2種類の花があるんだ!前回の花弁のある植物と違って少し、地味な感じだね!
この2種類、雌花(めばな)と雄花(おばな)が前回で言う、めしべとおしべの役割をするんだけど、詳しく見ていこう!
ヒント➁ 花のつくり


マツの花はりん片(ぺん)とよばれる、うろこのようなつくりが集まってできているんだ!
それぞれの花でりん片のつくりが違うから、詳しく見ていこう!


雌花のりん片には、胚珠があり、受粉後に種子になります!
雄花のりん片には、花粉のうという花粉の入った袋があります!前回のおしべのやくと同じようなつくりだね!
そして、マツにおいては、花粉が胚珠につくことを受粉というよ
ヒント③ 前回の植物との違い


マツは、胚珠がむき出しになっていて、
前回の植物は胚珠が子房に包まれているんだ!
マツのような胚珠がむき出しの植物を裸子植物(らししょくぶつ)と言い
胚珠が子房に包まれている植物を被子植物(ひししょくぶつ)と言います。
ここから下は余談になるんだけど、
マツは風媒花(ふうばいか)といって、風を味方につけているんだ!風の力で花粉を飛ばし、風の力で種をばらまく!みんなが花粉症に悩まされる、スギやヒノキなども裸子植物だし、風媒花だね!
それに対して、虫に受粉を手伝ってもらう花を虫媒花(ちゅうばいか)、鳥に手伝ってもらう花を鳥媒花(ちょうばいか)というね!
これらの花は鮮やかな花や甘い蜜、甘い果実で動物たちをおびき寄せるという特徴があるよ!
答え合わせ これだけマスターすればOK!


この部分をしっかりマスターしておこう!
確認問題

確認問題行くよー!
残念ながら勉強に近道は無い!覚えるまで繰り返すしかないんだ!
確認問題を迷わず答えられるようになるまで繰り返したり、ノートに取ってみたりしてみよう!
分からなかったら、上の方の画像を確認してね!
(1) マツの花2種類は何と何でしょう
(2) マツの花にある、うろこのようなつくりをなんというでしょう
(3) (2)のつくりのうち、受粉後種子になるつくりをなんというでしょう。また、(1)のどちらにそのつくりはありますか
(4) (2)のつくりのうち、花粉の入った袋のようなつくりをなんというでしょう。また、(1)のどちらにそのつくりはありますか
(5) 胚珠が子房に包まれている植物をなんというでしょう
(6) 胚珠がむき出しになっている植物をなんというでしょう
(7) (6)の植物の名前を5つあげよ
確認問題 解答
(1) 雌花、雄花
(2) 鱗片
(3) 胚珠 雌花
(4) 花粉のう 雄花
(5) 被子植物
(6) 裸子植物
(7) スギ イチョウ ソテツ ヒノキ マツ
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