植物はどのように仲間分けできるのだろう？――中1生物③

今回は、中学校1年生の生物の内容③
植物の分類についての授業です。

植物の世界は、分類のルールがある。
花を咲かせるかどうか、種がむきだしかどうか…… それらを手がかりに、被子植物と裸子植物を見分けたのが前回の授業だった。
では、被子植物の中にもさらに違いがあるとしたら？
実は、花や葉のつくりに隠された “４つの秘密” で、被子植物はさらに分類されるんだ！
例えば、 芽生えたときの子葉の数、花びらのつながり方とか
これらの違いが、植物の生き方をどのように変えるのか？

今日も、植物の分類という謎解きを進めていこう。

前回のおさらいです。ここにかかれていることはばっちりおぼえているだろうか？

前回、からだの特徴（胚珠がむき出しか、子房に包まれているか）によって分類ができるということを学んだね！
それをより細かく分類できるようになるのが今回の目標です！
特に被子植物はさらに多くの種類に分けることができるので、注目ポイントだよ！
では、今回の課題！

今回見ていく、種子で増える植物を種子植物というよ！
これは大きく２つ、胚珠が包まれているかむき出しかで前回までに習った被子植物と裸子植物に分類ができるんだ！

植物の葉っぱに入っている筋のようなもの見たことあるかな？
葉脈（ようみゃく）っていうんだけど大きく2種類あるんだ！網みたいに枝分かれしているものを網状脈（もうじょうみゃく）、枝分かれせずにまっすぐな線がたくさん通っているのを平行脈（へいこうみゃく）というよ！

あと芽が出たばかりの子どもの葉っぱを子葉（しよう）っていうんだ、植物って言われて思いつくのは双葉の芽だよね！それが

根のつくりも大きく分けて2種類！一本の太い根 主根（しゅこん）に複数の根 側根（そっこん）が枝分かれするように生えているつくりとひげ根（ね）という

被子植物は

子葉が2枚　網状脈　主根と側根→双子葉類（そうしようるい）

子葉が1枚　平行脈　ひげ根→単子葉類（たんしようるい）

というように分類ができるんだ
ちなみに、単子葉類の代表例
イネ　トウモロコシ　ツユクサ　ユリ　チューリップ
覚え方は
イ　トウ　ツいに　ユリ　と　チュー　！
だね！

双子葉類はさらに花弁のつくりで分類ができるんだ！
虫をおびき寄せるために葉が鮮やかな花に進化した植物たちは、その花弁が1枚1枚離れているか、全部くっついているかで分類ができるよ！

花弁が離れている双子葉類を離弁花類（りべんかるい）
花弁がくっついている双子葉類を合弁花類（ごうべんかるい）
というんだ！
もともとは葉だから、1枚ずつ離れていたけど、進化してくっつくことで奥が狭くなってより効率的に、ミツを吸いに来る虫や動物に花粉をつけやすい仕組みになっているんだ！

離弁花類の例は、サクラ　アブラナ
合弁花類の例は、アサガオ　ツツジ　タンポポ　ヒマワリ
特に、ツツジ　タンポポ　ヒマワリ　は合弁花類に見えないから注意！
実は合弁花類で、テストに出されやすいよ！

この部分をしっかりマスターしておこう！

確認問題行くよー！

残念ながら勉強に近道は無い！覚えるまで繰り返すしかないんだ！
確認問題を迷わず答えられるようになるまで繰り返したり、ノートに取ってみたりしてみよう！

分からなかったら、上の方の画像を確認してね！